ソーシャルメディア・マーケティングは、「ソーシャル・インフルエンス・マーケティング」と言える。インターネットのフォーラム、ブログ、Xing、Twitter、LinkedIn、Facebook、YouTubeなどのプラットフォームは、ユーザーが意見、印象、情報を交換するために利用されている。ソーシャルメディア・マーケティングもまた、B2Bにおいて最も重要なマーケティング・チャネルのひとつになろうとしている。
先週もまた、あるB2B企業とインターネットを使ったマーケティング施策について話し合った。私が招待されたこの諮問委員会では、インターネットを最大限に活用する可能性について議論された。もちろん、コミュニティやソーシャル・マーケティングの話題も出たが、アドバイザリー・ボードでは、B2Bにおいてソーシャル・マーケティングの力を活用することがいかに難しいかを思い知らされた。
残念ながら、ソーシャルメディア・マーケティングの価値と機会は過小評価されており、単に理解されていないことが多い。多くの人は、これは自社には関係ないと考えている。現実には、ソーシャルメディアマーケティングは、B2Bにおいて最も重要なマーケティングチャネルのひとつになろうとしている。
マーケティング予算をインターネットにシフト
経済危機にもかかわらず、あるいは経済危機が原因で、ますます多くの企業がインターネットに投資しているが、同時に通常のマーケティング予算はもはや効果がないため削減している。B2Bマガジンによると、回答者全体の約48%がオンラインマーケティング、特にソーシャルメディアマーケティングへの支出を増やした。
この予算シフトの理由は、ほとんどの企業がすでに従来のマーケティングをフル活用しており、顧客もそれに慣れ親しんでいるからだ。人々はもともと好奇心が旺盛で、既存の企業から新しい刺激を求めている。
ソーシャルメディア・マーケティングがこれほどエキサイティングな理由もここにある。それは、コンタクトを取るという原点に立ち返ることであり、もはや誰もが辟易とするようなマーケティング・フレーズではなく、真の専門知識と企業と企業の密接な交流なのだ。